ココカラ合同会社では、イチゴを栽培される際は必ずバッファリング処理を行うことをオススメしております。本記事では、バッファリングを施した培地と施していない培地で栽培比較を行ったイチゴ生産者様の事例をご紹介させていただきます。採用いただいている培地はココカラ・スラブです。
※比較した培地は使用年数が異なるため、固相、液相、気相のバランスが、根の張りやすいエリアは違うため、単純に比較はできません。あくまで参考としてご覧ください。
「バッファリング」とは、培地に硝酸カルシウムを置換させることで、培地のpHやEC値(電気伝導度)を安定させ、根が養分を吸収しやすい環境を整えるための重要な前処理作業です。この工程によって、培地中の不要な塩類が除去され、カリウムなどの重要な陽イオンが安定して供給されるようになります。
結果として、定植直後のイチゴが受けるストレスを軽減し、スムーズな根張りと初期の健全な生育を促すことができます。
今回、兵庫県でイチゴを栽培される生産者様がバッファリングの有無による栽培比較を共有してくださったので、ご紹介させていただきます。
比較した培地
①:使用1年目のココカラスラブ(バッファリングなし)
②:使用3年目のココカラスラブ(バッファリングあり)
同じ環境下で同品種のイチゴを同じ時期に栽培し、生育状況を比較しました。
※比較した培地は使用年数が異なるため、固相、液相、気相のバランスが、根の張りやすいエリアは違うため、単純に比較はできません。あくまで参考としてご覧ください。
①と②で比較した結果、①使用1年目のココカラスラブ(バッファリングなし)も問題ない根量が確認できたものの、②使用3年目のココカラスラブ(バッファリングあり)の方が根張りが良好な結果が得られました。
しっかりした根量が確保できることで、培地から水や養分を効率的に吸収する能力が高まります。これにより、イチゴは必要な栄養を十分に得られ、病害への抵抗力も向上します。
葉量に関しても、①使用1年目のココカラスラブ(バッファリングなし)も問題ない葉量が確認できたものの、②使用3年目のココカラスラブ(バッファリングあり)の方が葉が多いという結果が得られました。
葉が多いことで、光合成の効率が高まり、果実の糖度や大きさ、色づきといった品質向上が期待できます。
イチゴ栽培において、バッファリングは単なる前処理ではなく、初期生育を安定させ、最終的な収量と品質を決定づける極めて重要なプロセスです。
今回の栽培比較が示すように、適切なバッファリングを施した培地を使用することで、イチゴの良好な根張りと葉の生育につながります。バッファリングの方法はこちらの記事(ココカラバッグはこちら、ココカラスラブはこちら)でもご紹介しております。
また、ココカラブリケットに関しては、製造工程でバッファリング処理を施した製品もございます。効率的に定植作業を行いたい生産者様は、バッファリング済みブリケットの導入も合わせてご検討ください。