Q.

培地に酸素供給剤「マジックオキシゲンOX(過炭酸ナトリウム)」を使っても大丈夫ですか? ココピートや作物に悪影響はありませんか?

ANSWER

当社としては、ココピートとの併用は「推奨しない」という立場です。
理由は以下のとおりです。

・ナトリウム蓄積のリスクがあるため
成分の過炭酸ナトリウムは反応の結果、ナトリウム(Na)を発生させます。
ナトリウムは塩分の一種であり、一定以上蓄積すると作物に悪影響を与える可能性があります。
特に、Na⁺濃度が 50ppm以上 になると大きな問題になるリスクがあり、
フラッシング(洗い流し)が不十分な場合、そのリスクが高まります。

・pHの上昇リスクがあるため
反応条件によってはアルカリ性の物質(NaOHなど)が生成され、
培地のpHが大きく上昇(pH12レベル)する可能性があります。
これは多くの作物にとって好ましくない環境です。

・酸素不足についての当社見解
当社の「GBT-H-XXX」は、ロックウールと同じように空気の割合を多くした設計(有効水分量が高い設計)のため、
夏場でも、通常管理であれば酸欠になる心配はほとんどありません。
それでもなお酸素供給が心配な場合は、
マジックオキシゲンOXなどの薬剤ではなく、「通常の酸素(O₂)を入れる方法」の方が安全と考えています。

・ご案内のポイント
「どうしても使いたい」という場合は、
製品メーカー側の推奨条件
Na濃度やpHのモニタリング
フラッシング頻度
などを、十分に確認したうえでご判断くださいとお伝えください。
当社としては、上記リスクを踏まえ、積極的には推奨していないことを明示します。

【用語解説】

・過炭酸ナトリウム:
酸素系漂白剤などにも使われる化合物で、水や他の成分と反応して酸素を発生させる働きがある。一方でナトリウム成分が培地中に残る。

・フラッシング:
培地に多めの水を流し込み、蓄積した塩類や肥料分を洗い流す作業。塩類障害防止のために行う。